ヤツが帰ってきた

2006年12月12日 松花
わがままな王様のご帰還だ。
11日の夜遅くに帰ってくるであろーと思っていたのだ。

全てわたしの想像通り!
テメーの行動は読まれてるんだよっ!

だが、しかし・・・。
やはり2人ともそっけない。
お互い相手の様子を伺っている様子だった。

わたしは努めて普通に振舞った。
彼は特に機嫌が悪そうではなかったが、わたしに気を遣っているのはわかった。
彼が帰ってきたからって、構うことはせず、他愛ない会話を普通に交わしてわたしは放っておいて先に寝た。

彼はわたしの機嫌を取ろうと、
ごく自然に、仲良く過ごしていた頃のようにわたしを抱くように手を回し、手を握って寝てきた。
最近はそんな風に寝てなかったのに、
ご機嫌取りの作戦に出たんですか・・・。

でも、私たちがこんなにずるずる続いているのは
セックスの感覚が、と言う意味だけでなくお互いの体が合うのだと思う。

彼はわたしの顔の肌の感じが好きなようで、顔をスリスリしてくる。普段もよくわたしの顔を触る。
それと、これは実際前に言われたのだけどわたしのお尻と腰の間ら辺がすごく好きで触っていたいんやって。
で、昨日はわたしのそのあたりを抱くようにして寝てきた。

わたしはわたしで彼のおっきくてちょっと硬い手が好きで、
ちょっと高めの体温もすごく好きなのだ。

本当は彼を跳ね除ければ良かったのに、
彼にそうされたら、心地よすぎてすっかり安心しきって寝てしまった。
(全然信用できん相手やのにさ。都合よくされてるだけって分かってるのにさ。)

昨日寝る前に7:45に起こしてと言われた気がした。
なのでその時間になって起こしているのに起きない。
8時過ぎまで起こしたが起きない。
私自身も時間がなくなってきたので放っておいてシャワーを浴びに行った。
シャワーを浴びていたらいきなりマツが一声もかけずにお風呂に入ってきた。

「ちょっと、何してんの!」
と驚いて言ったら

「寝すぎた、遅刻じゃ」
と言っては、ものすごく機嫌が悪そうだった。
私が何度も起こしたのに、ちゃんと起きるまで本気で起こさなかったと、私に対してキレてるらしい。

ムッカーーー。
何なん?コイツ?
お前、ほんまにわたしのことおかんとでも思ってのか?
チチ揉んで安心してぐっすり眠るって、生まれたてのガキと一緒やんか!
ちゃんと起こしてくれんかった、って何でわたしがキレられなあかんの?

帰ってきたらいつまでいるのかはっきりさせたかったんやけど、
それを口に出したらまた険悪なムードになりそうで、それがいやで口に出せなかった。
部屋がひとつしかないから、どうしてもあの息苦しいムードにだけはなりたくない。
逃げ場がない。

彼が出て行くのは平気で、一人になるのも本当は平気みたいなんやけど、
何が一番しんどくて辛いって、わたしがいくらきちんと話し合いをしたくても、まともに話をしてくれなくて
無視され、わたしを心の底から鬱陶しそうにされるあの態度を見ることだ。
それがいやで切り出せずに逃げてしまった。
彼はわたしのそんなところもよく知ってる。

向こうの態度をずっと見ていると、無言のその背中からは
「俺は絶対に出て行かん」
という意地になっている意志が見て取れる。

昨日寝てる時の彼は可愛かったのにな。
やっぱそろそろ潮時かなぁ・・・。

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